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マネーフォワード、GitHubリポジトリへの不正アクセスでソースコード等が流出 — 詳細調査が完了

項目内容
発生日2026年5月1日に初報公表
対象組織・業界株式会社マネーフォワード(金融系SaaS)
攻撃手法GitHub認証情報の漏えい→リポジトリの不正コピー
情報源ScanNetSecurity(2026年7月7日)

狙われたのは本番サーバではなく、開発の現場でした。

マネーフォワードは、同社が利用するGitHubの認証情報が漏えいし、第三者がこれを用いてリポジトリをコピーしたことを公表しています。流出したのはソースコードと、リポジトリ内のファイルに含まれていた個人情報です(件数は報道時点で記載なし)。

同社は銀行口座連携の一時停止等の措置を経て段階的にサービスを再開し、2026年6月23日の第四報で詳細調査の完了とセキュリティ対策の強化を発表しました。

  • 2026年5月1日: 初報を公表
  • 5月11日: 第二報(銀行口座連携の再開に向けた経過報告)
  • 5月12日: 第三報(銀行口座連携を順次再開)
  • 6月23日: 第四報(詳細調査完了、セキュリティ対策強化を発表)

GitHubの認証情報が何らかの形で漏えいし、悪用されたこと。認証情報が漏えいした経路の詳細は報道時点で記載されていません。

1. 開発基盤は「第二の本番環境」: GitHub・CI/CD・パッケージレジストリといった開発基盤には、ソースコード、APIキー、そして時に顧客データが集まります。本番環境と同水準の認証管理(トークンの棚卸し・有効期限・MFA必須化)とアクセス監視を適用すべき対象です。

2. リポジトリに個人情報を置かない: 本件で個人情報が流出したのは「ファイル内に含まれていた」ためです。テストデータ・ログファイル・設定ファイルに実データが紛れ込む事故は多くの組織で起きています。リポジトリ内の機密情報スキャンを開発フローに組み込むことが予防になります。

3. 段階的な情報開示の実践: 初報→経過報告→再開→調査完了と、約2カ月で4回の公表を重ねた開示プロセスは、利用者の不安に応える対応として参考になります。

SaaS事業者への攻撃は「サービスの脆弱性」より「開発・運用の周辺」から来ることが増えています。GitHubへのログインも、社内の重要な認証イベントの一つとして監視対象に含める——攻撃面の変化に合わせて監視範囲を広げる発想が必要です。(関連: ヤグラ AI SOC

詳細調査完了が公表済みのため、本件はクローズとして扱います。

日時内容
2026-07-14第一報を公開(同社の第四報を受けた総括)