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OAGコンサルティンググループのChatwork従業員アカウント乗っ取り、業務連絡を装ったフィッシングURLを送信

項目内容
発生日記載なし(2026年3月17日公表)
対象組織・業界OAGコンサルティンググループ(コンサルティング)
攻撃手法従業員のChatworkアカウント不正アクセス → 業務連絡を装ったフィッシングURL送信
情報源Security NEXT(2026年3月17日)

「メールを疑え」に慣れた組織でも、社内チャットの通知は無条件で開かれます。攻撃者はこの心理を狙って、乗っ取ったチャットアカウントから同僚・取引先にフィッシングURLを送りつけます。

2026年3月17日、OAGコンサルティンググループはビジネスチャット「Chatwork」の従業員アカウントが不正アクセスを受け、同従業員からの業務連絡を装った外部フィッシングサイト誘導メッセージやURLが送信されたと公表しました。

  • 2026年3月17日以前: 従業員のChatworkアカウントが不正アクセスされる
  • その後: 業務連絡を装ったフィッシングURL付きメッセージが送信される
  • 2026年3月17日: 公表、対象アカウント停止・パスワードリセットを実施

具体的な侵入経路は公表されていません。

考えられる原因(推測): 従業員のChatworkアカウントの認証情報が、他サービスからのパスワード使い回しやフィッシングで窃取された可能性が高いと考えられます。多要素認証が有効化されていなかった場合、認証情報単体の窃取だけで正規ログインが成立します。

1. 「業務チャット=安全」という前提を捨てる

Section titled “1. 「業務チャット=安全」という前提を捨てる”

メール訓練は毎年やっていても、Chatwork・Slack・Teams のURL クリックには訓練の効果が転移しません。攻撃者はここを狙っています。チャット経由の不審URLも訓練対象に含める必要があります。

2. チャットアカウントへのMFA義務化

Section titled “2. チャットアカウントへのMFA義務化”

本件で問題になったのは「業務チャットに単純認証で入れてしまった」ことです。ID/パスワードだけで運用しているチャットは、業務メール以上に狙われやすい状態にあります。

3. 乗っ取り後の「拡散」を短時間で止められるか

Section titled “3. 乗っ取り後の「拡散」を短時間で止められるか”

チャットは1対Nの発信ができるため、乗っ取りから数分で数十人にフィッシングが届きます。「怪しいメッセージが届いた」の第一報から、対象アカウント停止・全社通知までの時間が、二次被害の規模を決めます。

ヤグラの視点 — 「同じメッセージが誰に届いたか」を数分で答えられるか

Section titled “ヤグラの視点 — 「同じメッセージが誰に届いたか」を数分で答えられるか”

このタイプの侵害で組織を守るのは、報告のハードルを下げることと、報告後の影響範囲の自動調査です。「乗っ取られたアカウントから、同じURLが誰に何時に届いたか」を人間が手作業でChatworkのログを追って集めていては、その間に受信者はクリックしています。

ヤグラの PhishAI は、不審メールのワンクリック報告を起点に、AIが数分で危険度を分析し、同じメッセージが社内の誰に届いているかを自動で調査します。今回のようにチャット経由の攻撃であっても、報告→分析→影響範囲特定→注意喚起のサイクルを分単位で回せる体制が、乗っ取り攻撃の二次被害を数十件から一桁に抑えます。

同社は対象アカウントの停止、パスワードリセット、セキュリティ対策強化と従業員教育の徹底を実施済みとしています。

日時内容
2026-07-28過去アーカイブとして記事化(キュレーション)