三沢市教委の職員、同僚のアカウントに約2年間不正アクセスし停職3か月
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発生・公表日 | 不正アクセス: 本人の説明で約2年間 / 処分・公表: 2026年10月1日 |
| 対象組織・業界 | 青森県三沢市 教育委員会事務局 / 自治体 |
| 対象システム | 庁内グループウェア(スケジュール・ウェブメール・回覧板) |
| 影響件数 | 複数の職員のアカウント(件数は非公表) |
| 攻撃手法 | 職員による他の職員のアカウントへの不正アクセス |
| 情報源 | 三沢市 公式(2026年10月1日) / 青森放送(動機の報道) |
青森県三沢市は2026年10月1日、教育委員会事務局の職員を懲戒処分にしたと公表しました。処分は停職3か月です。対象は40代の男性職員です。
職員は、庁内グループウェアで複数の職員のアカウントに不正にアクセスしていました。閲覧したのは、スケジュール・ウェブメール・回覧板です。回覧板は庁内限定のメールです。不正に閲覧していた時間は、勤務を欠いていました。
市がログで確認できたのは2か月分です。本人は聴取に対し、約2年間不正アクセスを繰り返していたと説明しています。青森放送の報道によると、職員は「興味本位」だったと話しています。閲覧した情報の外部流出は確認されていません。
- 発端: 県内の他自治体で職員の不正閲覧が発生。全国の自治体でも、庁内グループウェアへの不正アクセス事案が起きていた
- 調査: これを受けて、市の情報管理部門とシステム管理者がアクセス状況を調査
- 判明: グループウェアの内部ログ2か月分から、職員の不正アクセスを確認
- 2026年10月1日: 停職3か月の懲戒処分。市が公表
- 公表時: 市長が全職員に、情報セキュリティポリシーの遵守とコンピュータの適正な取り扱いの徹底を指示
職員が、他の職員のアカウントに不正にアクセスしたことです。アカウントに入れた方法は公表されていません。
1. 他人のアカウントへのログインを定期的に拾う
Section titled “1. 他人のアカウントへのログインを定期的に拾う”本件は、他自治体の事案を受けた臨時の調査で判明しました。同じ確認を、事案がなくても定期的に行う運用にします。
必要なのは、ログインしたアカウント・接続元の端末・日時がログに残っていることです。1台の端末から複数の職員のアカウントに入った記録を抜き出します。不正の候補を絞り込む手がかりになります。ただし共用の端末を使う職場では、端末だけで本人を区別できない場合があります。
2. 調べたい期間までログを残す
Section titled “2. 調べたい期間までログを残す”本件では、ログで確認できた期間が2か月分でした。本人の説明する約2年間との差は、聴取でしか埋められません。グループウェアのログを外部に書き出し、保存期間を延ばしておきます。誰のアカウントが、いつから開かれていたかを、記録で確かめられるようになります。
ヤグラの視点 — 一人ひとりのリテラシーを育てる
Section titled “ヤグラの視点 — 一人ひとりのリテラシーを育てる”本件の職員は、報道によると興味本位だったと話しています。情報を持ち出す意図がなくても、他人のアカウントで中身を開けば不正アクセスです。本件では、それが停職3か月の処分につながりました。動機の軽さと、行為の重さは別の問題です。
そこで重要になるのが、従業員一人ひとりのセキュリティリテラシーです。ルールを定めて周知するだけでは、どの行為が問題になるかを各自が判断できるとは限りません。何が不正アクセスにあたり、なぜ問題なのかを自分で判断できる力は、教育を繰り返して身につけてもらう必要があります。教育の企画と従業員ごとの状況の把握を、運用の手間をかけずに回す道具の一つがヤグラ アウェアネスです。(→ ヤグラ アウェアネス)
- 不正アクセスの対象になったアカウントの数
- 他の職員のアカウントに入った方法
- 市が講じる再発防止策の具体的な内容
判明次第、本記事に追記します。
| 日時 | 内容 |
|---|---|
| 2026-10-22 | 第一報を公開 |