「コミックシーモア」に不正アクセス、最大約420万件の情報が流出
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 発生・公表日 | 不正アクセスの可能性を判断: 2026年10月15日 / 初報: 同日 / 第4報: 2026年10月21日 |
| 対象組織・業界 | NTTソルマーレ株式会社 / 電子書籍ストアの運営 |
| 対象サービス | 電子書籍ストア「コミックシーモア」 |
| 影響件数 | 会員データベース上の登録情報 319件 / システムログファイル上の情報 最大約420万件(重複を含む可能性) |
| 攻撃手法 | 外部からの不正アクセス(侵入経路・攻撃手法は特定済みとされるが、内容は非公表) |
| 情報源 | NTTソルマーレ 第4報(2026年10月21日) / 第3報(10月18日) / 第2報(10月16日) / 初報(10月15日) |
NTTソルマーレは2026年10月21日、電子書籍ストア「コミックシーモア」の情報流出について第4報を公表しました。外部からの不正アクセスで、会員情報などが流出しています。
流出は2つの場所で確認されました。1つは会員データベースで、登録情報319件が流出しました。項目はメールアドレス・ハッシュ化されたパスワード・ニックネーム・生年月日・性別です。
もう1つはシステムログファイルです。ログ上の情報が最大約420万件流出しました。項目はメールアドレス・ニックネーム・生年月日・性別で、パスワードは含まれません。同じ利用者の情報が重複している可能性があります。
同社は、クレジットカード情報を対象システムで保有しておらず、流出していないと説明しています。購入履歴の流出と「MY本棚」の消失も確認されていません。侵入経路と攻撃手法は特定済みとしていますが、内容は公表していません。
- 2026年10月15日: 不正アクセスの可能性が高いと判断し、サービスを停止(初報)
- 2026年10月16日: 会員情報を管理するシステムへの不正アクセスと、会員情報の流出を確認(第2報)
- 2026年10月18日: 侵入経路と攻撃手法を特定し、対処したと公表(第3報)
- 同日: 一部のシステムログファイルの閲覧・取得も判明
- 2026年10月21日: 流出件数を公表(第4報)。該当者にはメールで個別に連絡
再開時期は関係機関と調整中です。購入済み作品のWeb閲覧と、読み放題の閲覧から段階的に再開する予定です。再開時には、全会員にパスワードの再設定を依頼するとしています。
本件では、会員データベースからの流出が319件だったのに対し、システムログからは最大約420万件が流出しました。ログに書き出された個人情報も、データベースと同じ扱いで守る必要があります。
まず、アプリケーションがログに何を出力しているかを洗い出します。メールアドレスや生年月日が出ていれば、伏せ字にするか出力をやめます。調査に必要で残す場合は、ログの保管場所への読み出し権限をデータベース並みに絞ります。これで、侵入されたときに持ち出される個人情報の量を小さくできます。
ヤグラの視点 — ログも個人情報の置き場所になる
Section titled “ヤグラの視点 — ログも個人情報の置き場所になる”個人情報の保護というと、会員データベースが中心になりがちです。一方で、本件のようにログ側に桁違いの件数が残ることがあります。ログは運用のための記録として扱われ、守る対象の一覧から外れやすい場所です。
そこで、個人情報の置き場所の一覧に、ログの保管先も加えておきます。そのうえで、ログの保管先に誰がいつアクセスしたかを記録し、平常時と違う読み出しを拾える状態にします。サーバーの操作記録を集めて異常を見つける仕組みは、その道具の一つです。(→ ヤグラ AI SOC)
- 侵入経路・攻撃手法の内容と、不正アクセスの期間
- ログ上の約420万件から重複を除いた人数
- サービスの再開時期と、お詫びの対応
- 同社を装う不審なメールや偽サイトの発生有無
判明次第、本記事に追記します。
| 日時 | 内容 |
|---|---|
| 2026-10-23 | 第一報を公開 |